法事の準備と心がまえ
お寺や宗派によって異なりますが
一般的な一例です。
一般的な一例です。
① 法事の日時は早めに決めましょう
まず、お寺の都合、近い親戚の都合を考慮し、法事のご案内は早めに伝える。「あそこは呼ばんでもよかろう」ではなく、親戚には広く案内し仏縁を深めましょう。
② 仏具の点検、用意するもの
- お仏壇のお掃除をしましょう。
- お仏飯、お水(浄土真宗はお水お供えの必要はありません)
- お供物 (果物、お菓子など)
- お霊具膳 (精進料理)(浄土真宗は必要ありません)
- 打敷(三角の敷物)、下掛(四角の敷物)(汚れていたら新しいものに替えましょう。)
- お花、ローソク、お線香、香合(抹香を入れてお焼香に使用します。)※お線香やお香は、法事などの特別の日には良いものを使用しましょう。
- 仏壇の吊灯篭の電球の球切れを確認しておきましょう。
- おリン、木魚(使用しない宗派もある)の準備。
- お寺様専用座布団。
- ご文章(浄土真宗のみ使用します)※足が悪い方には、イスやまわし香炉を用意すると親切でしょう。
③ 身支度をしましょう
- 服装は節度のあるもので、子供の服装は基本的に学校指定の制服を着用させます。制服がない場合は、白いシャツに紺か黒のズボンやスカートを着用。女の子であれば、地味なワンピースでもかまいません。
- 自分用の数珠を持ちましょう。
④ 法事の始まり
- お寺様到着前には、施主が仏壇の明かりをつけ、ローソク、香炭に火をつけておきましょう。
- 法事は施主の挨拶で始まり、施主の挨拶で終わります。
- 始まりの挨拶の際には、携帯電話をマナーモードにするよう、みなさまに声をかけることも大切です。
⑤ お斎の席では(食事)
- お斎の席にお寺様が着かれるか、前もってご都合を聞いておきましょう。
- お寺様の隣に座る人は、親戚の年長者などあらかじめ決めておきましょう。
- 施主の挨拶よりお斎を始めます。
※ 寺で法事をする場合
- お花、お供物、お斎、飲み物は原則、施主が用意します。
- お花は、お寺が用意される事も多いので、前もって確認しておきましょう。
- 自宅と同じように親戚への接待、お寺での後片付けを心がけましょう。
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お布施の金額と渡し方について
① お布施の金額は?
- お布施の金額については、親戚の長老やお寺の総代に伺うのもよいでしょう。
- 御車代:お寺が自家用車でおこしの場合に渡します。
- 御膳料:お斎の席に着かれない場合に渡します。 (御車代、御膳料は白封筒に表書きして渡します。)
② お布施はいつ渡せばいいの?
お寺によって異なりますが、一例です。
《当日のお寺様の流れ》
- お寺様到着
- 荷物を置き、お寺様が仏様へ手を合わせられる。
- 施主と正式に挨拶
- お茶をお出しする
- お勤め
- お勤め終了の後、お布施をお渡しする
- お茶をお出しする
※ お布施は、名刺盆にのせてお渡しするのがお作法です。
お寺でご法事の場合には、お布施と名刺盆を風呂敷にくるんで持参しましょう。
お寺様へのおもてなし
① お寺様専用座布団を準備しましょう。
(お寺様専用座布団は、お寺様が袈裟をまとわれる事から、一般用の座布団よりも大きくつくられています。)
- 座布団の表裏は、座布団の中心に房がある方が表です。そして、結びのY字の1本の足が、仏壇の方向に向くように敷きます。 ちなみに、おりん布団も房のある方が上になります。
② お茶の出し方(お寺様から見て右にお茶を、左にお菓子を出します)
その1 お寺様の前に机が無い場合(畳の上など)
- お盆がいります。
- 茶托は不要です。
- お菓子は、お盆に懐紙(かいし)を敷いて載せます。
- 懐紙は、お寺様から見て折り目が手前になるようにします。
その2 お寺様の前に机がある場合
- お盆はいりません
- お菓子は、、お皿に載せて出します。(時間の都合上、お持ち帰りになる場合があるので、懐紙を付けて差し上げるのもよいでしょう。)
- お茶は、茶托に載せてお出しします。茶托は不要です。
懐紙(かいし):ふところに、お菓子を包んで持ち帰る際に使います。
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